Web集客とは

Web集客は、インターネットで自社を見つけてもらい、問い合わせや来店、購入につなげる取り組みです。チラシや看板、訪問営業が果たしてきた役割の一部を、インターネット上で担います。

見つけてもらう場所は1つではありません。Googleの検索結果、Googleマップ、SNS、業界の比較サイトや予約サイト、広告の枠などがあります。自社を見つけた人は、ホームページやGoogleビジネスプロフィールを見て、問い合わせるか、店に行くか、買うかを決めます。

ここで見落とされやすいのが、問い合わせや予約に進む出口が、自社のホームページとは限らないことです。地図に出た店の情報からそのまま電話をかける人もいれば、予約サイトで予約を済ませる人もいます。Web集客を「ホームページに人を集めること」だけだと考えると、こうした道を見落とします。

見つけてもらう場所は複数あり、出口はホームページとは限らない 見つけてもらう場所 見てもらう場所 行動 検索結果 地図(Googleマップ) SNS 比較サイト・予約サイト 広告 自社のホームページ Googleビジネスプロフィール比較サイトの掲載ページ 問い合わせ来店・購入 ホームページを通らずに 電話・予約に進む道もある
図1:Web集客の流れ。見つけてもらう場所は複数あり、Googleビジネスプロフィールや掲載ページからホームページを通らずに行動する人もいる。

Web集客の主な方法

Web集客の方法としてよく挙げられるのは、次のようなものです。

  • SEO:検索する人の疑問に答える記事やページを作り、検索結果に表示させる
  • Googleビジネスプロフィール:店や会社の情報をGoogleに登録し、地図や検索結果に表示させる(Googleマップでの上位表示を目指す取り組みは、MEOとも呼ばれる)
  • リスティング広告:検索結果の広告枠に、検索されたキーワードに合わせて広告を出す
  • SNSの運用:Instagram、X、LINEなどの公式アカウントで発信する
  • SNS広告・ディスプレイ広告:SNSや、ニュースサイトなどほかのサイトの広告枠に、画像や動画の広告を出す(ほかのサイトの広告枠に出すものをディスプレイ広告と呼ぶ)
  • 比較サイト・予約サイトへの掲載:業界の比較サイトやポータル、予約サイトに情報を載せる
  • メール:問い合わせや購入のあった人に、お知らせや案内を送る
  • プレスリリース・ウェビナー:新商品や新たな取り組みを報道機関・ニュースサイトに知らせたり(プレスリリース)、オンラインで説明会を開いたり(ウェビナー)する

数が多いので、2つの軸で分けてみます。1つ目は、すでに商品やサービスを探している人の前に出るか、まだ探していない人に届けるか。2つ目は、お金で早く出すか、時間をかけて積み上げるかです。

方法は「相手が探しているか」と「お金か時間か」で分けられる お金で早く出す 時間をかけて積み上げる 探している人に出る まだ探していない人に届ける リスティング広告 比較サイト・予約サイトへの掲載 SEO(記事・サイト) Googleビジネスプロフィール SNS広告 ディスプレイ広告 SNSの運用 メール プレスリリース・ウェビナー
図2:Web集客の方法を2つの軸で分けたもの。探している人に時間をかけて積み上げる右上の2つは、費用より手間がかかる。

BtoBの会社が見込み客を集める場合は、展示会や資料のダウンロードなども加わります。その施策の選び方と、成果の比べ方は、BtoBのリード獲得の記事で解説しています。

関連記事BtoBのリード獲得とは?施策の選び方と、成果の比べ方

次の章で、方法ごとの費用と、成果が出るまでの時間を並べます。

方法ごとの費用と、成果が出るまでの時間

方法ごとに、お金のかかり方と、成果が出始めるまでの時間、止めたときに何が残るかが違います。すべての方法を一度に比べる必要はありません。第6章で候補を絞ったあと、この表に戻って、候補どうしの費用と時間を比べてください。

方法何をするか費用のかかり方成果が出始めるまで止めたとき
SEO(記事・サイト)検索する人の疑問に答えるページを作る広告費はかからない。ページを作り、直す費用か手間がかかる数週間から数か月。上位に入らないこともある作ったページは残る
Googleビジネスプロフィール店・会社の情報を登録し、写真や口コミを整える登録は無料登録と確認が済めば表示され始める。口コミは少しずつ増える情報は残るが、古いままになる
リスティング広告検索結果の広告枠に出すクリックされるたびに広告費がかかる出稿した日からその日に表示されなくなる
SNSの運用公式アカウントで発信する無料で始められる。投稿を作り続ける手間がかかる見てくれる人が増えるまで時間がかかる投稿は残るが、新しい人には届きにくくなる
SNS広告・ディスプレイ広告SNSやほかのサイトの広告枠に出す表示やクリックに応じて広告費がかかる出稿した日からその日に表示されなくなる
比較サイト・予約サイト比較サイトや予約サイトに情報を載せる掲載料や、成果に応じた手数料がかかる掲載された日から掲載をやめると表示されない
メール問い合わせや購入のあった人に送る配信の仕組みの費用。送る相手のリストが要る送った日から送らなければ届かない
プレスリリース・ウェビナー新しい取り組みを知らせる。説明会を開く配信や開催の費用か手間がかかる掲載・開催のたびに1回ごとに終わる

表の右端の列を見ると、止めたあとも何かが残るのは、SEO、Googleビジネスプロフィール、SNSの投稿です。広告や有料掲載は、費用をかければ短期間で表示できますが、出稿や掲載をやめると表示されなくなります。

費用をかけずに、または少ない費用で始められるのは、Googleビジネスプロフィール、SNSの運用、既存のお客さんへのメールです。ただし、無料で始められることと、手間がかからないことは別です。

SEOは、広告費がかからない方法としてよく勧められます。ただ、成果が出るまでに時間がかかり、記事やページを作り続ける手間もかかります。そもそも検索する人が少ない業種や地域では、上位に入っても訪問が大きく伸びないことがあります。すぐに問い合わせを増やしたいときに、最初の1つとして選ぶ方法ではありません。SEOを始めてから最初の数週間に、検索結果で実際に何が起きるかは、SEO集客の記事で、このサイトの数字を使って解説しています。

関連記事SEO集客とは?広告との違いとメリット・デメリット、始めてから最初に起きること

一般的な選び方と、そこで迷いやすい点

どの方法を選ぶかについては、次のような順番で決めることがよく勧められます。

  1. 目的を決める(問い合わせを増やす、来店を増やす、求人の応募を増やすなど)
  2. 相手を決める(誰に来てほしいか)
  3. 予算と、社内でかけられる手間を決める
  4. 業種に合った方法を選ぶ(店舗ならGoogleビジネスプロフィール、BtoBならSEOや広告など)

この順番は間違っていません。ただ、4つ目の「業種に合った方法」で迷う方は多いはずです。同じ業種でも、商圏の広さや、お客さんがどう探すかは会社ごとに違います。業種別のおすすめはあくまで一般論であり、自社にそのまま当てはまるとは限りません。

そこで、2つ目の「相手を決める」のすぐあとに、もう一つ、工程を加えます。相手が実際にどこで、どのように探しているかを確かめる工程です。3つ目の予算と手間は、最後に方法を選ぶときの条件として使います。

相手と方法のあいだに「どこで探しているか」を確かめる工程を足す 目的を決める 相手を決める どこで探しているかを確かめる 方法を選ぶ 検索結果の画面で確かめる(第5章・第6章) 問い合わせ・来店・応募 誰に来てほしいか 予算と手間の範囲で
図3:方法を選ぶ順番。相手を決めたあと、その相手がどこで探しているかを確かめてから方法を選ぶ。

この工程を工務店の場合で進めた例として、探す人の検索を3つの形に分け、形ごとに実際に検索して手を付ける場所を決める方法を、工務店の集客の記事で解説しています。

関連記事工務店の集客方法は?探す人の検索の形から、手を付ける場所を決める

相手の探し方を知る手がかりになるのが、その相手が使いそうなキーワードで検索したときの画面です。

お客さんが使うキーワードで、実際に検索してみる

Googleの検索結果は、入力したキーワードや検索した場所などに応じて、表示される内容や順番が変わります。そのため、画面を見ると、そのキーワードで検索した人が最初に何を目にし、どこで選んでいそうかを推測できます。地図が出るキーワードもあれば、広告がいくつも並ぶキーワード、AIがまとめた答え(AIによる概要)が最初に出るキーワードもあります。この記事では、地図・広告・AIによる概要のように、画面の中で区切られて並ぶまとまりを「枠」と呼びます。

たとえば、2026年9月25日に浜松市から、ホームページ制作に関連する3つのキーワードで検索すると、画面の上のほうに出た枠は次のように分かれました。

キーワード画面の上のほうに出た枠広告
浜松 ホームページ制作地図の枠(評価や営業時間つきの会社の一覧)。その下の通常の検索結果は、1位が比較・まとめのサイトで、2位以下が浜松の制作会社なし
ホームページ制作 とはAIによる概要(画面の最上部で、制作の工程まで答えている)。その下は制作会社やスクールの解説記事なし
ホームページ制作 費用AIによる概要(画面の最上部で、費用の相場を金額で答えている)。その下は相場の解説記事1件(画面の途中)

同じ業種でも、キーワードが変わると、並ぶ枠が変わります。地域名を入れたキーワードだけに地図の枠が出て、「とは」と「費用」では、AIによる概要が画面のいちばん上に出ました。画面は検索した日・場所・端末で変わるので、この並びがいつも同じとは限りません。自社のお客さんが使うキーワードで、自分で画面を見るのはそのためです。

確かめ方は、次の3つの手順です。

  1. お客さんが困ったときに検索しそうなキーワードを、3〜5個(まずは3つでよい)書き出す。自社や業界の言い方ではなく、お客さんが実際に使いそうな言い方で書く(「精密加工」ではなく「試作 急ぎ」、「インプラント治療」ではなく「歯医者 近く 土曜」のように)
  2. お客さんがいる地域で、スマートフォンから検索する(同じキーワードでも、検索する場所によって地図や検索結果が変わる)。遠方のお客さんを対象にするなら、キーワードに対象の地域名を加えて検索する。普段の検索履歴の影響を減らしたいときは、ブラウザのシークレットモードを使う(シークレットモードでも、現在地による違いは残る)
  3. 画面を上から順に見て、どんな枠が並んでいるかを書き留める
検索結果の画面には、いくつかの枠が上から並ぶ お客さんが使うキーワード スポンサー AIによる概要 広告の枠 AIによる概要 地図の枠店・会社が3件ほど 通常の検索結果 どの枠が出るか、 どの順に並ぶかは、 検索したキーワードと 場所で変わる
図4:検索結果の画面の模式図(並び方の一例)。実際の画面では、出ない枠もあれば、動画などほかの枠が並ぶこともある。比較サイトは、通常の検索結果の中に並ぶ。

私も、集客の見込みを立てるときは、狙うキーワードで検索結果の画面を見るところから始めます。地図の枠が出るキーワードと出ないキーワードでは、通常の検索結果で同じ順位に入っても、見てもらえる人の数が変わるため、集客の見込みを別々に立てています。どの方法に手間とお金をかけるかを決める前に、この画面を1回見ておくと、手を付ける順番を決めやすくなります。

画面に出た枠から、先に手を付ける方法を決める

画面に出た枠から、そのキーワードで探す人が、どこを見て選んでいるかを推測できます。枠ごとに、先に手を付ける方法が変わります。

地図の枠が出る

そのキーワードでは、近くの店や会社が探されていると考えられます。地図の枠は通常の検索結果より上に出ることが多く、記事が通常の検索結果で上位に入っても、地図の枠より下に表示されることがあります。先に手を付けるのは、Googleビジネスプロフィールです。店や会社の情報、営業時間、写真を整え、口コミに返信します。地図の枠は、店舗だけでなく、リフォームや清掃のように、こちらから出向くサービスを探すキーワードにも出ることがあります。一方、県外からも仕事を受けるBtoBの会社では、地域名の入らないキーワード(「試作 急ぎ」など)で検索して地図の枠が出なければ、Googleビジネスプロフィールを先にする理由は弱くなります。その場合は、下の「通常の検索結果」の行で決めます。

AIによる概要が出る

「〜とは」「〜のやり方」のような、調べものをするときのキーワードで出やすい枠です。検索した人が、その場で答えを読んで済ませることがあるため、記事で上位に入ってもクリックされにくくなります。このキーワードを狙った記事の作成は後回しにして、「比較」「依頼」「見積もり」など、発注に近いキーワードで検索し直し、その画面で決めます。ただし、第5章の「ホームページ制作 費用」のように、発注に近いキーワードでもAIによる概要が出ることがあります。その場合は、画面の途中に広告があれば広告が、会社のページや記事が並んでいればSEOが候補になります。記事を書くなら、相場のように画面の上で答えが済む内容だけでは読まれにくくなります。

広告が並ぶ

そのキーワードに、お金を払っている会社がいます。見るのは、誰が払っているかです。同業の会社が出しているなら、その会社は、このキーワードに広告費を払う価値があると判断しています。日をおいて検索しても同じ会社の広告が出ているなら、その会社はこのキーワードに広告を出し続けています。自社も、リスティング広告から手を付けると、問い合わせを得られる可能性があります。大手の通販や比較サイトばかりなら、同じ土俵で広告費を競うのは厳しいかもしれません。

通常の検索結果に、同業の会社のページや記事が並ぶ

地図や広告が目立たず、通常の検索結果に会社のサイトや解説記事が並ぶキーワードでは、自社のページを上位に出すこと(SEO)から手を付けます。ただし、第3章の表のとおり、成果が出始めるまでに数週間から数か月かかります。

通常の検索結果に、比較サイトや予約サイト、求人サイトばかりが並ぶ

そのキーワードでは、個々の会社のサイトより、複数の会社を比べられるサイトが上位に並んでいます。まとめて比べたい人が多いと考えられます。自社サイトの上位表示を目指すより、まずはその比較サイトや予約サイトへの掲載を検討します。求人サイトばかりなら、そのキーワードはお客さんではなく、仕事を探す人が使っているキーワードです。手順1に戻って、キーワードを選び直します。

キーワードが思い当たらない。検索しても、同業の会社がほとんど出てこない

検索窓に打っても予測の候補が出ない、検索結果に同業の会社のページがほとんど並ばない、というときは、お客さんが検索で探していない可能性があります。ただ、自分が選んだキーワードが、お客さんの言い方と違っているだけのこともあります。検索窓に途中まで打ったときに出る予測の候補や、画面のいちばん下の「関連する検索」を見て、言い方を2〜3個変えて検索し直します。それでも同業の会社がほとんど出てこなければ、検索で探されていない可能性を考えます。この場合は、第7章で扱います。

画面に出た枠読み取れること先に手を付ける方法注意
地図の枠近くの店・会社が探されているGoogleビジネスプロフィール記事で上位に入っても、地図の枠の下に表示されることがある
AIによる概要調べもののキーワード。その場で答えを読んで済ませる人がいるこのキーワードでの記事は後回しにし、発注に近いキーワードで画面を見直す上位に入ってもクリックされにくい
広告が並ぶそのキーワードにお金を払っている会社がいる払っているのが同業なら、リスティング広告大手や比較サイトばかりなら、広告費で競うのは厳しい
通常の検索結果に、同業の会社のページや記事会社のサイトや記事が探されているSEO(自社のページを上位に出す)成果が出始めるまで数週間から数か月かかる
通常の検索結果に、比較サイト・予約サイト・求人サイトまとめて比べられる場所が探されている比較サイトや予約サイトへの掲載求人サイトばかりなら、お客さんが使うキーワードではない。選び直す
同業の会社がほとんど出ない・キーワードが思い当たらない検索で探されていない可能性がある検索の外の接点(第7章)言い方を2〜3個変えて検索し直してから決める。SEOやリスティング広告に、最初から多くの費用をかけない

1つの画面に複数の枠が出ることは珍しくありません。その場合は、当てはまる方法を候補として並べ、第3章の表で、予算と、成果が出るまでに待てる時間に合うものから手を付けます。

この表に、SNSは出てきません。検索画面に出るのは、第2章の図2でいう「探している人の前に出る」方法だけだからです。まだ探していない人に届けるSNSの運用やSNS広告は、検索画面ではなく、お客さんがふだんどこで時間を使っているかで決めます。検索で探されていない商材では、SNSが先に手を付ける候補に入ります(第7章)。

画面に出た枠から、先に手を付ける方法が決まる お客さんのキーワードで検索し、画面を上から見る 地図の枠が出る AIによる概要が出る 広告が並ぶ 会社のページ・記事が並ぶ 比較・予約サイトばかり 同業がほとんど出ない Googleビジネスプロフィール 記事は後回し発注に近いキーワードで見直す 払っているのが同業ならリスティング広告 SEO自社のページを上位に出す 比較・予約サイトに載る 検索の外の接点へ(第7章)
図5:画面に出た枠から、先に手を付ける方法を決める流れ。複数の枠が出るときは、当てはまる方法を候補に並べる。

画面を見て、SEOに手を付けると決めた場合は、次にサイトのどこから直すか、記事をどう増やすかを決めることになります。SEOの施策を段階ごとに並べ、どの施策から手を付けるかは、SEO対策の記事で解説しています。

関連記事SEO対策の全体像と、施策が決まる順番

画面を見て、リスティング広告に手を付けると決めた場合は、次に月にいくら用意するかを決めます。広告に使えるお金には、狙うキーワードが検索される回数で上限があります。予算の決め方は、リスティング広告の費用の記事で解説しています。

関連記事リスティング広告の費用はいくら?相場より先に、キーワードの検索数で上限を見る

検索で探されない商材は、検索の外で選ばれる

画面を見て、お客さんが検索では探していないのではないか、と見えてくることもあります。たとえば、取引先からの紹介で仕事の多くが来る部品加工や、展示会で出会った相手と取引が始まる商材です。お客さんが検索していないからといって、需要がないとは限りません。紹介や展示会など、検索以外の場所で取引先を見つけている場合があります。こうした商材では、SEOやリスティング広告に先に費用をかけても、お客さんとの主な接点がほかの場所にあるため、十分な成果が得られない可能性があります。

この場合は、紹介してくれる取引先、展示会、SNSなど、お客さんがすでにいる場所での接点に手間を回します。たとえば、お客さんがふだんInstagramやLINEを見ていて、同業の会社もそこで発信しているなら、SNSの運用が候補になります。

ただし、紹介や展示会などで会社を知った人が、会社名で検索し、どのような会社なのかを確かめることは少なくありません。そのときに見つかるホームページやGoogleビジネスプロフィールに、何をしている会社なのか、どのような仕事を依頼できるのかが明確に書かれていれば、問い合わせにつながりやすくなります。検索で探されない商材でも、Webは「確かめに来る場所」として欠かせません。

検索の外で名前を知った人も、最後はWebで確かめる 検索で探される商材検索で探されない商材 キーワードで検索 検索結果・地図 紹介・展示会・SNSで名前を知る 会社名で検索して確かめる ホームページGoogleビジネスプロフィール 問い合わせ 何の会社で、何を頼めるかが 書いてあるかで決まる
図6:検索で探される商材と、探されない商材。入口は違っても、最後はホームページやGoogleビジネスプロフィールで確かめてから問い合わせる。

お客さんがふだんSNSを見ているなら、SNSの運用のほかに、お金を払って広告を届けるSNS広告も候補になります。広告から来た人に見せるページと、その人の問い合わせを広告の管理画面で数える設定は、SNS広告の記事で解説しています。

関連記事SNS広告とは?費用の決まり方と、出す前にホームページで整えること【テンプレート付き】

始めたら、方法ごとに何を見るか

始めたあとに見る数字と場所は、方法ごとに違います。

方法見る数字どこで見るか見始める時期
Googleビジネスプロフィール検索や地図で表示された数、電話・経路検索・ウェブサイトへのクリックGoogleビジネスプロフィールの管理画面(パフォーマンス)登録して情報が表示され始めてから
リスティング広告クリック数、問い合わせの数、1件の問い合わせにかかった広告費広告の管理画面出稿した日から
SEO検索結果に表示された回数、掲載順位、クリック数Search Console(Googleが無料で提供している分析ツール。自社サイトを登録すると使える)公開した週から(最初に動くのは表示回数)
SNSの運用投稿が見られた数、プロフィールやサイトへの移動各SNSの分析画面投稿を始めた月から。増え方を見るのは数か月続けてから
比較サイト・予約サイト掲載ページの閲覧数、問い合わせ・予約の数各サイトの管理画面掲載された日から
すべての方法に共通問い合わせの数と、どこで知ったか問い合わせのたびに聞いて記録する今日から

どの方法が実際の問い合わせにつながっているかを確かめるうえで、いちばん確実なのは最後の行です。問い合わせや来店のたびに、「どこで知りましたか」と聞き、日付と相談内容と一緒に記録します。管理画面で見られる数字は方法ごとに違いますが、この記録があれば、どの方法が実際の問い合わせや受注につながっているかを1つの表で比べられます。

ARROWSのマーケティングコンサルティング

第4章から第6章では、相手を決めてから、画面に出た枠で方法を決めました。ARROWSのマーケティングコンサルティングでは、その相手を決めるところから一緒に行います。何が選ばれる理由になっているか、市場や競合の動きの中で自社はどこにいるかを確かめ、どんなお客さんに、何を強みとして選んでもらうかを決めます。そのうえで、SEO・広告・SNS・メールのどれから始めるかを選びます。

ご相談のあとは、無料診断やアクセス解析のデータで、いまのサイトと集客の状態を確かめ、優先して取り組む課題と、どの方法を軸に進めるかをご提案します。

実行も、ご提案したチームが受け持ちます。範囲は、SEO・AI検索対策、広告、SNS、メールやCRMを使った見込み客のフォローです。実行して分かったことは戦略に戻し、次の手に生かします。

まとめ

Web集客は、インターネットで自社を見つけてもらい、問い合わせや来店、購入につなげる取り組みです。方法は多くありますが、全部に同時に手を付ける必要はありません。

  • Web集客の方法は、「すでに探している人の前に出るか、まだ探していない人に届けるか」「お金で早く出すか、時間をかけて積み上げるか」の2軸で整理できる
  • 広告や有料掲載は短期間で表示できる一方、出稿や掲載をやめると表示されなくなる。SEOは時間がかかるが、作ったページが残る。Googleビジネスプロフィールも、登録した情報や口コミが残る
  • よく言われる選び方(目的・相手・予算・業種)に、「相手がどこで探しているかを確かめる」工程を足す
  • 確かめ方は、お客さんが使うキーワードで実際に検索し、画面に出た枠を第6章の表に当てること。複数の枠が出たら、第3章の表で予算と待てる時間に合うものから手を付ける。SNSを使うかどうかは画面だけでは決められないので、お客さんがふだん使っている場所で決める
  • 検索で探されない商材は、検索の外の接点に手間を回す。その場合も、Webは名前を知った人が確かめに来る場所になる

まずは、お客さんが困ったときに検索しそうなキーワードを3つ書き出し、スマートフォンで検索して、画面に何が並ぶかを見てみてください。並んだ枠を第6章の表に当てると、先に手を付ける方法を絞り込めます。あわせて、次の問い合わせから、どこで知ったかを聞いて記録してみましょう。